令和5年度 研究活動報告(放射線)

令和5年8月9日、星陵オーディトリアムとzoomのハイブリッド形式にて東北大学医学部保健学科同窓会総会が開催されました。

第1部の研究活動報告では、東北大学大学院医学系研究科に在籍する大学院生3名による発表が行われました。

こちらのページでは、画像診断学分野 修士2年の稲森瑠星さんの研究活動報告をご紹介します。

保健学科同窓会総会および研究活動報告

私は、令和三年度に鹿児島医療技術専門学校の診療放射線技術学科を卒業後、大学院保健学専攻画像診断学分野に進学しました。卒業研究時の研究内容を引き継ぎ、修士課程においても研究を続けております。今年度の研究活動報告では、修士課程における研究と約二年間に渡り行ってきた外部活動の内容を発表させていただきました。私は、「診療放射線技師100人カイギ」というコミュニティの運営を約二年間行ってきました。また、診療放射線技師学生団体URTSを立ち上げ、その代表も務めております。これらの活動は、診療放射線技師を目指す学生と社会人とを繋げ、相互に刺激を与えるものであり、全国各地の病院への見学や学会での交流など、多くの繋がりを作ることが出来ました。学生に幅広い将来の選択肢を与えるためには、繋がりは必須です。この繋がりを機に就職が決まった学生もおり、今後も活動を通して学生により良い機会を還元していきたいと思います。

また、こうした学外での活動は研究にも活かされています。私は画像診断AIの開発研究を行っており、臨床現場の意見を聞くことは実際の医療課題を解決する事へのヒントとなり、研究立案にとても有用でした。今後の、修士課程以降の研究においても、重要な繋がりとして研究に活かし、励みたいと思います。最後に、日々の研究活動において親身に御指導くださっている植田教授をはじめ、研究室の皆様にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。

 

画像診断学分野(大学院ホームページ)